レオパレス21で短期一人暮らしをしてみた正直レビュー|家具家電付きの実力と壁の薄さ問題
33歳賃貸オタクが、レオパレス21のマンスリー契約で約3ヶ月住んでみたリアルな体験談。家具家電の充実度、初期費用、施工不備問題の現在、向き不向きまで正直に書きます。
ゆうと
ライター / 33歳・男性
結論
- 家具家電付き・短期契約という用途ならレオパレス21は強い。同じ期間ホテルや短期マンスリーに比べて圧倒的に安い
- 家具家電は最低限だけど、ベッド・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・IHコンロまで揃っててそのまま住める
- 壁の薄さは物件によって本当に差がある。**2012年以降の物件(ノンサウンドシステム採用)**なら想像より静か
- 長期で住むなら割高になりがち。同エリアの普通の賃貸のほうが結局安い
- 施工不備問題は2018年以降に改修が進んでいて、契約時に改修済み棟かどうか確認できる
「短期で身軽に住みたい」人には普通にアリ。「数年住む前提」ならもう少し他の選択肢と比較したほうがいい、というのが私の感触です。
とりあえず物件だけ眺めたい方は先にこちら。
レオパレス21ってそもそもどんなサービス?
株式会社レオパレス21が運営する、家具家電付き物件に特化した賃貸サービスです。1973年創業で、全国に約57万戸(2024年時点)の管理戸数を持つ最大手クラス。ただのアパートではなく、「短期でも借りられて、家具も家電もついてる」という独特のポジションを取っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | レオパレス21 |
| 運営会社 | 株式会社レオパレス21(東証プライム・証券コード8848) |
| 管理戸数 | 約57万戸(全国) |
| 対応エリア | 全国47都道府県 |
| 契約形態 | 通常賃貸(1年以上)/マンスリー契約(30日〜1年以内・1日単位) |
| 初期費用 | 仲介手数料0円/敷金0円(30㎡未満)/礼金は通常1ヶ月 |
| 家具家電 | ベッド・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・IHコンロ・テレビ等が付帯 |
| インターネット | 「Leo-Net」で即日利用可(別途月額) |
| 公式サイト | leopalace21.com |
特徴をざっくり3つに絞るとこんな感じです。
契約の柔軟性が異常。 普通の賃貸が「2年契約・更新が前提」なのに対し、レオパレスは30日単位で最長180日のマンスリー契約から、1年以上の通常賃貸まで好きに選べる。しかも水道光熱費込み(マンスリー契約の場合)。単身赴任や研修、短期プロジェクトには強すぎる。
家具家電が最初から揃ってる。 引越し業者を呼ぶ必要がほぼない。スーツケース1つで引っ越せるレベルの身軽さ。初期費用がバカにならない一人暮らしスタート層には特に刺さる。
オンラインで契約完結。 内見から契約まで来店ゼロでOK。遠方からの引越しでも「現地に行く時間がない」問題が発生しない。ここは2020年以降の改善ポイントで、昔のレオパレスとはかなり違う印象です。
ゆうとです。賃貸の契約書を読むのがほぼ趣味になっている33歳、住まい系のサービスを片っ端から試している人間です。
先日、仕事の都合で都内に3ヶ月ほど拠点が必要になりまして。普通に賃貸を借りると敷金礼金で30万円吹っ飛ぶし、家具家電も揃えなきゃいけない。かといってホテル住まいは高すぎる。ちょうどよい選択肢を探していたときに使ったのがレオパレス21のマンスリー契約でした。
正直、ネットでざっと調べると「やばい」「壁が薄い」「施工不備」みたいなワードが先に出てくるんで、「大丈夫かな…」と不安がなかったと言えば嘘になります。でも実際に3ヶ月住んでみたら、用途がハマればめちゃくちゃ便利で、合わない人には本当に合わないという、わりと極端なサービスだなという結論に至りました。
良かった点もイマイチな点も隠さず書くので、検討中の方は参考にしてください。
実際に契約してみた流れ
1日目:公式サイトで物件検索
最寄り駅と家賃上限(月7万円以内)、「マンスリー契約可」のフィルタをかけて検索。駅徒歩10分圏内で**築10年・1K・約23㎡**の物件を発見しました。家賃は6.8万円/月、マンスリー短期プランで90日利用の場合は手数料込みで合計約24万円という表示。
ホテルに3ヶ月住んだら100万円近くかかるんで、この時点で「あ、これでいいや」ってなりました。
2日目:オンラインで内見予約
通常は現地内見するんですが、今回はオンライン内見(ビデオ通話で担当者が部屋を案内してくれる)を選択。30分くらいで部屋の隅々まで見せてもらえて、質問にも即答してくれました。「隣室は何階建てのどの構造ですか?」「施工不備の改修は完了してますか?」といった、こっちがこだわる質問にも嫌な顔せず答えてくれたのは好印象。
該当物件は2016年竣工でノンサウンドシステム採用、施工不備改修対象外とのことで、その場で仮申込。
3日目:オンライン契約
申込後、マイページから契約書類を確認してオンライン署名。本人確認もスマホで完了。約1時間で契約手続きが全部終わりました。
初期費用の内訳(90日マンスリーの場合)はこんな感じ。
- 部屋利用料 90日分:約18.6万円
- マンスリー手数料:約3.3万円
- 鍵交換費:9,500円
- 火災保険:8,000円(短期分)
- 抗菌施工費:16,400円(これは任意オプションで断れたけど、今回は衛生面考えて付けた)
合計約23.6万円を一括前払い。ホテルの3ヶ月分に比べれば1/4以下です。
入居日:鍵受け取り
指定のレオパレスセンターで身分証を提示して鍵を受け取り。15分くらいで完了。部屋に入ると、ベッドも冷蔵庫もちゃんと動いてて、その日の夜から普通に生活が始められました。シーツとタオルだけは自分で買いましたが、他は本当に何もいらなかった。
用途別の損益分岐点
家賃6.8万円クラスの物件で、レオパレス21と同エリアの普通の賃貸(家賃5.5万円想定)を試算してみると、こんな感じです。
| 住む期間 | レオパレス21 | 普通の賃貸(家具家電込み) | 判定 |
|---|---|---|---|
| 3ヶ月 | 約24万円 | 約65万円 | レオパレス圧勝 |
| 1年 | 約94万円 | 約103万円 | レオパレス有利 |
| 2年 | 約175万円 | 約180万円 | ほぼ同額 |
| 3年以上 | 割高 | 有利 | 普通の賃貸圧勝 |
1年以内ならレオパレス有利、2年以上なら普通の賃貸有利というのが目安です。住む期間を最初に決めてから物件タイプを選ぶ、という順番がコスパ的には正解。
他の住まい系サービスも併せて検討するなら
住まい関連の選択肢を広げるなら、以下の記事も参考にしてください。
持ち家派でリフォームを検討している人は、一括見積もりサービスの体験レポートも書いてます。
リショップナビで実家キッチンの一括見積もりを取ってみた正直レビュー
短距離の単身引越しを安く済ませたい人は、大阪限定ですがミニ引越し専門業者の体験談もあり。
◎よかった点
1. 引越しが「スーツケース1つ」で終わる
これが最大のメリットでした。ベッド、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、IHコンロ、電子レンジ、テレビ、テーブル、椅子、照明…生活に必要なものがほぼ揃っています。持ち込んだのは衣類とPCとアメニティ類だけ。引越し業者も呼ばず、自家用車1台で済みました。
普通の賃貸だと家具家電を揃えるだけで10〜15万円、引越し業者に3〜5万円かかるところが、全部ゼロ。3ヶ月限定の生活には贅沢すぎるコスパです。
2. 水道光熱費コミコミ(マンスリー契約の場合)
マンスリー契約だと水道・電気・ガス料金が部屋利用料に含まれてるんで、個別に契約する必要がない。電気会社を選んだり、ガスの開栓に立ち会ったり、そういう面倒な手続きがゼロ。入居初日からすべてのライフラインが使えるのは、短期滞在ではめちゃくちゃ楽でした。
ちなみに使用量に上限はあるみたいですが、3ヶ月普通に生活していて超過したことは一度もなかったです。
3. オンライン完結で内見〜契約まで来店ゼロ
昔のレオパレスは「店舗行って担当者と話して契約」が当たり前だったらしいですが、今はほぼオンラインで完結。平日昼間に店舗に行けない働いてる人でも、スマホで全部完結します。地方から都内への引越しとか、逆のパターンでも「現地に行く時間がない」問題が発生しない。
4. 想像より静かだった(2016年築物件)
これは物件次第なんですが、**2012年以降の物件に採用されている「ノンサウンドシステム」**が想像以上に効いてました。隣の部屋に人が住んでたのは確認済みだけど、3ヶ月の間で隣人の生活音が気になったのは数回だけ(ドアの開閉音が大きいくらい)。
正直、私が以前住んでた築20年の木造アパートよりよっぽど静かでした。ただし、これは2012年以降の物件に限った話なんで、それより前の古い物件だと全然違う結果になると思います。契約前に築年数は必ずチェックしてください。
5. 施工不備問題は思ったより改善されている
2018年に発覚した界壁・天井部の施工不備問題。「これが怖くてレオパレスに住みたくない」という人は多いと思います。私も気にしてました。
ただ株式会社レオパレス21の公式情報によれば2022年8月時点で改修進捗率は約70%。該当物件は順次改修されていて、契約時に担当者に「この物件は施工不備改修対象か/改修済みか/対象外か」を聞けば教えてくれます。私が契約した物件は竣工年(2016年)的にも対象外でした。「不安な人は対象外物件か改修済み物件を選べばいい」という回避策が取れるのは現実的で、ここは透明性があってよかったです。
気になる方はレオパレス21の公式サイトで物件検索しつつ、担当者に直接確認するのが一番確実だと思います。
△イマイチだった点
1. 長期で住むとコスパが悪化する
これは計算してみれば一目瞭然で、家賃6.8万円の物件を2年住むと約163万円(マンスリー契約だともっと高い)。同エリアの普通の賃貸(家具家電なし)なら家賃5.5万円程度で借りられるので、2年で132万円+家具家電20万円=152万円。
1年超住むなら、普通の賃貸のほうが安いケースが多いです。レオパレスはあくまで「短期~1年以内」の用途に最適化されてる。住む期間が延びるほどコスパが悪くなる構造なんで、そこは割り切り必要。
2. 壁の薄さは築年数ガチャ
さっき「2016年築は静かだった」と書きましたが、築年数が古い物件(2000年代前半以前)はガチで壁が薄いという口コミが多いです。私の友人が以前住んでた2005年築レオパレスは「隣のくしゃみが聞こえる」レベルだったらしく、1年で引っ越してました。
物件選びで「築年数12年以内(2012年以降竣工)」を最低ラインにするのが無難。内見時(オンラインでも可)に担当者に「この物件はノンサウンドシステムですか?」と確認してください。
3. 家具家電は「最低限」。クオリティは期待しない
付属の家具家電は「生活できるレベル」ではあるけど、「快適に暮らすレベル」ではない印象。
- 冷蔵庫は1ドアで容量小さめ(2〜3日分くらい)
- 洗濯機も小型(4.2kgくらい)
- ベッドはシングル、マットレスはごく普通
- テレビは小型液晶
- エアコンは古めの機種が多い(最新の省エネモデルではない)
「家具家電を自分で選びたい」タイプの人にはストレスがたまるかも。私は3ヶ月の割り切りだったから気にならなかったけど、2年以上住むと確実にアップデートしたくなります。
4. インターネット「Leo-Net」は遅いとの口コミ多数
備え付けのネット回線「Leo-Net」は無料Wi-Fiとして使えるんですが、口コミ通り時間帯によって結構遅い。私も夜22時以降は動画視聴がカクつくことが何度かありました。
リモートワークでガッツリ使うなら、自前のモバイルWi-Fiか光回線を引いたほうが無難。ただ3ヶ月限定ならLeo-Netでなんとか乗り切れる、くらいのクオリティではあります。
5. 退去時の清掃費が必要
敷金がない代わりに、退去時に**基本清掃料(1Kで3万円前後)**を支払う仕組み。これは契約書にも最初から書かれているので詐欺ではないんですが、「敷金なし=退去時にお金かからない」と思い込んでるとやられます。
ちゃんと確認すれば問題ないし、相場として特別高いわけでもない(普通の賃貸でも同程度のクリーニング費を引かれることが多い)ですが、事前に金額を把握しておくべきです。
こんな人におすすめ / おすすめしない
おすすめな人:
- 単身赴任、研修、短期プロジェクトで3ヶ月〜1年ほど住まいが必要
- 引越しの手間と初期費用を極力減らしたい
- 家具家電を買う余裕がない or 持ち込みたくない
- 地方から都内へ、逆に都内から地方へ、といった遠距離引越し
- ホテル住まいよりは安く、ウィークリーマンションより長期で使いたい
ちょっと合わないかも:
- 2年以上の長期で住む予定(普通の賃貸のほうが安い)
- 家具家電にこだわりがある、自分で選びたい
- 防音性を最重要視する(最新物件でも完全な鉄筋コンクリートには敵わない)
- 古い物件しか選択肢がないエリアに住む
- リモートワークで安定したネット回線が必須
ネットで検索すると「やばい」「最悪」みたいなワードが目立つサービスなんですが、実際に使ってみると、**「用途がハマれば普通に良いサービス」**というのが正直な感想です。
ダメな評判の多くは「長期で住んでるのにコスパ悪い」「古い物件で壁が薄い」「昔の施工不備問題」といった、用途や時期を間違えた話が中心。2012年以降の物件を選び、用途を3ヶ月〜1年の短期に絞れば、今のレオパレスは十分に使える選択肢だと思います。
私自身、今後も短期の拠点が必要になったらまた使うと思います。家具家電の手配や光熱費の契約に追われず、当日から生活が始められる身軽さは、他のサービスではなかなか代替できないですね。
もちろん合う合わないは人によるので、上の「おすすめしない人」のリストも冷静に読んでから判断してください。気になる方は物件ラインナップだけでも見てみると、住みたい街に意外といい物件があるかもしれません。
マンスリー契約なら水道光熱費込み・仲介手数料0円。短期の住まい探しに。
※本記事は筆者個人の体験に基づくレビューです。料金・契約条件・物件情報は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。